うさぎの投薬と強制給餌方法(インコのヒナの餌の切り替えについての追記あり)

◎このブログはアフィリエイト広告を利用しています。


ここでは、私がうさぎと暮らしていたときに、実際に行った投薬と強制給餌の方法について画像付きで解説していきます。強制給餌を行う際に使用した道具についてもご紹介します。

うさぎの様子がいつもと違う?

うさぎが普段と様子が違うと感じたら、迷わず動物病院で診察してもらいましょう。捕食される動物であるうさぎは、病気であっても身を守るために隠そうとする習性があるからです。そのため、様子見をしているうちに重症化してしまうこともあります。夜間の場合は、翌日受診したときに獣医師にスムーズに説明できるよう、うさぎの様子をメモして置きましょう。

うさぎが病気と言われたら?

病院から飲み薬を出された場合は、飲ませなければいけません。個体差にもよりますが結構大変です。おとなしく飲んでくれる子ならよいのですが、大抵は嫌がります。そうなると、うさぎの体を保定して無理やり飲ませる必要があります。とても心が痛みますが、頑張って飲ませてください。

液体の薬や餌を飲ませる場合

水薬の場合は一緒に投薬用にシリンジも渡されることもあります。その時に、可能であれば細いタイプ(1ml)のシリンジを出してもらいましょう。細いシリンジの方がうさぎの口に入れたときに、角が当たらず飲ませやすいからです。

シリンジはAmazonなどでも購入が可能ですので、病院で出してもらえない場合や、いざという時のために買い置きをしておくことをおすすめします。

飲ませるときは、うさぎの口の横側(歯が生えていない所)から差し入れ飲ませます。薬を注入するときは、少しずつゆっくりとです。いきなり大量に入れると気管に入ってしまう危険があります。

シリンジは、破損したときのためにある程度の数を常備しておくと良いでしょう。投薬以外にも、水や野菜ジュースなど、液体の給餌をする際にも使用できます。



錠剤や粉薬の投薬と強制給餌する場合は?

錠剤の場合は、ピルクラッシャーか、金槌で叩くなどして粉末にします。ピルクラッシャーの方が簡単に粉末にできるので、2~3個持っておくとよいですね。

¥708 (2024/01/05 21:09時点 | Amazon調べ)


粉末状の薬は以下の方法で、うさぎに飲ませてください。水に溶かしてシリンジで飲ませてもよいのですが、粉が溶けにくいこともあるので、餌に混ぜ込んだ方が飲ませやすいです。強制給餌をする場合も、薬を混ぜないだけで同じ方法で行います。

1.ぬるま湯で練った餌(ペレット)か、すりおろした果物を準備する。餌は、バナナをすりつぶしたくらいの柔らかさに練ります。
(果物は甘味が薬の苦みを消してくれるバナナがおすすめ) 

2.文鳥のヒナへ餌を与える「育て親」とシリンジを用意する。
(育て親に餌を詰めて食べさせます)

※ 投薬する場合は、1.の餌や、すりおろした果物に粉末状の薬を練りこみます。

3.育て親の押し出し棒を抜き、シリンジをセットします。

4.餌に育て親を挿し入れて、シリンジで吸い上げる。
 大体、育て親の3分の2位のところまで餌を詰めます。
 餌を詰めたら押し出し棒を元に戻します。

※ 1本ずつ詰めて食べさせるよりも、育て親5~6本位に餌を詰めておいてから強制給餌した方が楽なのでおすすめです。

5.うさぎの体を抑えて暴れないようにします。

※この時、あまりにも暴れるときには一旦中止して、少し時間を空けてから再チャレンジします。うさぎを大人しくさせるために頭をなでてあげるのも有りです。

6.うさぎの口の横側(歯が生えていない所)から育て親を挿し入れて、ゆっくり押し出して食べさせます。

※ 食べさせるスピードは、うさぎが餌を飲み込む様子を見ながら行ってください。あまり早いと喉に詰まらせてしまいます。


強制給餌に使用した文鳥のヒナの差し餌用「育て親」はこちらになります。本来の用途とは違いますが、強制給餌する際に一番使いやすかったものです。

¥300 (2024/01/09 14:12時点 | Amazon調べ)



まとめ

うさぎが病気にならないのが一番です。しかし、どんなに気を付けてあげても、病気になることもあります。そんな時には、慌てず落ち着いてケアをしてあげましょう。今回の投薬と強制給餌方法は、行う必要がなければ一番よいのですが……。もし、うさぎの投薬などで困っていましたら役立てていただければと思います。


***************************************************************************


【追記】

●インコのヒナの餌の切り替えが上手くいかないとき

インコなどのヒナが、大人の餌へ切り替える際に中々上手くいかないときには、実際に他のインコが雑穀などの殻付きの餌を食べているところを見せてあげると上手くいくことがあります。理由は殻付きの大人の餌を食べたくても食べ方がわからないことがあるからです。

もし、親戚や知人などでインコを飼っていて餌を食べている姿を見せてもらえるようでしたら、お願いしてみてください。それが難しい場合は、ネットで餌を食べている動画を検索して見せてあげるのも有効かもしれません。インコに餌を食べている姿を見せるときには、くちばしで殻をむいている口元を見せるようにしてください。


これは、実際に私が実行した体験団です。昔、私が育てていたオカメインコがそうでしたので。餌の切り替え時期になっても、差し餌を欲しがり中々大人の餌を食べてくれませんでした。

ある時、餌箱の大人の餌を突いているのを見て、あぁこれは食べてくれるかも! と期待をしたのです。ですが、餌をつまんでくちばしで転がすだけで、殻をむいて食べるところまでは至らず。しまいには、口から餌をポロっと落として、少し間をおいてから乱暴に餌箱をガッガッと突き始めたのです。お腹が空いているのに餌を上手に食べられず、癇癪を起してしまったのですね。

この姿を見てようやく、差し餌をねだるのは甘えているのではないのだと気づきました。大人の餌を食べたくても食べられず、お腹が空くから差し餌をねだっていたのです。食べているところを見せれば食べ方を教えることが出来るのにと思い、どうしたらよいのかとても悩みました。そこで思いついたのが、大人の餌を食べられるようになったインコをお迎えすることです。丁度、妹が働いていたペットショップで、餌が切り替わったばかりの幼いオカメインコがいると聞いていたので、その子をお迎えすることにしました。

しかし、新しい子をお迎えするということは、その子の大切な命を預かるということです。大きな責任が生じます。妹には、それで上手くいくかもわからないのに無責任だと言われました。ですが、私も切羽詰まっていたので、なんとか説得してお迎えしたのです。

そうしたら、新しい子が餌を食べ始めると、近くに寄って真剣に食べているところを見はじめたのです。首をかしげながら口元を食い入るように見ていました。それからすぐ、大人の餌を食べられるようになりました。実際に食べている姿を見せるという私の考えは正しかったわけです。

私のとった新しい子を迎えるという方法は、決しておすすめ出来る方法ではありません。妹が言ったように、たしかに無責任とも言えますので。それでも、実際に食べている姿を見せるという方法は有効だと思います。この餌を食べている姿を見せる方法を試す場合には、親戚や知人などを頼るか、動画を探して見せてあげることをおすすめします。

タイトルとURLをコピーしました